小さく暮らす
落ち着くなと感じる空間はどちらかというと狭い空間、無駄なものがなく整然としており、機能から生まれる美しさが感じられます。小さく暮らすことは日本人本来がもっていた美徳、小さなおうちに暮らすことは建築費や冷暖房費などのランニングコストが抑えられ、その抑えられるコストで素材や家具や調度品にこだわることができ、豊かに暮らすことができると思います。
暮らしやすさ
例えば、大きな買い物袋を持って我が家に帰る。玄関→シューズクローク→食品庫と歩き、買い物袋を降した後にキッチンへと続く動線。例えば、夕食後にリビングで寛いだあと浴室へ向かう。リビングに面したウォークインクローゼットで着替えを手にして隣の脱衣室へ。脱衣室には洗濯機があり、雨の日のための室内干しのスペースを設ける。
暮らしやすさは人によって様々。どのように暮らしたいかを将来の暮らしぶりの変化も想像しながら話し合う。時には雑談から設計のヒントを得たりすることもあります。住まいづくりはクライアントにとっても、わたしたちにとってもワクワク楽しい作業。楽しく話しができれば、きっといい住まいができるはずです。